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四 アダムとエヴァは、神の言いつけにそむいた



 人間の幸福を見た悪魔は、人間をねたみました。そこである日のこと、悪魔はへびに姿を隠して、エヴァに、「神さまはなぜ、楽園にあるどの木の実も食べてよいと、お許しにならなかったのか?」とたずねました。

 エヴァは、「私たちは、楽園にある木の実は、どれを食べてもよいのだけれども、ただまんなかにある木の実だけは食べてはいけない、食べると死ぬからと言われました」と答えました。

 悪がしこいへびは、これを聞くと、「いいや、あなたがたは決して死ぬことはない。それどころか、食べればかえって神さまのようになれるよ」と、おだてるように言いました。

 そこでエヴァは禁じられていた木の実をとって食べ、アダムにもすすめました。アダムもすすめられていっしょに食べました。


一 罪を犯すとはどういうことですか?

 
罪を犯すとは、神さまのお言いつけに従わないことです。


 神さまは人間に、「天主の十戒」と「公教会の六つのおきて」を守り、自分に決められたつとめを、まじめにするように命令されました。


二 罪はみな同じ重さですか?

 
罪の重さは同じではありません。 罪には大罪(死ぬ罪)と小罪(死なない罪)とがあります。



三 主祷文の終わりのほうに、「われらを試みにひきたまわざれ」とあるのは、「私たちが、罪を犯すようなことには会わせないでください」という意味です。


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